トラベラーズノート(TN)用に買ったA7サイズのノート。
いざ合わせてみると、ち、小さい……!

そう、トラベラーズノートのパスポートサイズに合うのはB7。
A7だと、ひと回り小さいんですよね。

う~ん、さすがに小さすぎるね💦
このノートどうしよう……

手のひらに収まるサイズ感は可愛いですよね!
「せっかくなら、このA7ノートをトラベラーズノート風にしたい!」
ということで、憧れのロロマレザーを使ってカバーを作ってみました!


わぁ!可愛い✨
でも、レザークラフトって難しそうだよね

トラベラーズノート風なら、
革を切ったり、穴を開けるだけ!
不器用でも大丈夫でした
この記事では、初心者の私がロロマレザーで革カバーを自作した体験をまとめました。
などなど、「自分好みの色やサイズで手帳を楽しみたい!」あなたの参考になれば幸いです。
準備した材料と道具

専用の道具をそろえるのってハードル高いよね

今回は家にあるものと100均、ネットショップを組み合わせて、最小限で揃えました!
実際に揃えたものを紹介します。

1.メインの材料(革とゴム紐)
今回は、磨くと宝石のようなツヤが魅力的な「ロロマレザー」を使いました。
※A7サイズのカバーを作るのに、実質使ったのは約12cm×17cmくらいです
| 材料 | 詳細 | 費用目安 |
| ロロマレザー(お好みのレザーでOK) | 今回は1.6mm厚(※15cm×30cm)を購入。 本家のようなしっかりとしたカバーなら2.0mm厚以上がおすすめ。 | 約1,600円~ |
| ゴム紐 | 1~2mmの細めのゴム紐、50cmほど使用。 ※リペアキットを購入。 | 約1,000円 |
💡「レザー選び」のポイント

う~ん、革っていろいろあって悩むよ💦
ハギレの方が安そうだけど、気をつけることってある?

目的のサイズより大きめを購入するのがおすすめ!
本革は特に、天然のキズや色ムラがあることも。
余裕をもった大きさなら、綺麗な部分を選んでカットできます
2.「カット」に使うもの(家にあるものでOK!)
3. 「穴あけ」に使うもの
ゴム紐を通すため、穴をあけるのに使います。
ポンチの大きさは、ゴム紐の太さやお好みで選んでくださいね!

ここまでの道具と材料があれば、ひとまず完成までつくることができます
4.きれいに仕上げるなら
革は切りっぱなしでもOKですが、
きれいに整えるなら「コバ処理」の道具も揃えてみましょう。

革の裏面や、切った部分を滑らかにできます!
見た目はもちろん、手触りや耐久性もupしますよ
※記事内で使っているトコノールは「トコノールミニ」という商品です。現在は廃盤となっており、120g~の方が安価で手に入ります。
革の裏面が荒いときにも使えるので、これからいくつかクラフトレザーに挑戦するなら、ひとつ持っておくと重宝しますよ♪
トラベラーズノート風カバーを作ってみた【作り方】
革をカットする
今回はA7ノート用として作成。
ノートより、上下左右を少し大きめにカットします。

開いたとき、閉じたときに寸法が変わるため、大きめにカット→実際にノートをはさみながら微調整がおすすめです。
今回は「上下左右+0.5cm」でカットしましたが、ノートを閉じると幅がギリギリに💦
左右は1cmずつ余裕をとる方が良いと感じました(そのため図には1cmと記載)

- シャーペンでラインを跡をつけるように線を引く
- 定規とカッターでカット
- (お好みで)角を丸くカット

線を書くっていうより、ガリガリ跡をつける感じだったよ

穴あけ
ゴム紐を通す穴をあけます。
本家の仕様はこんな感じ。

今回は図のイメージであけました。
茶色●がノート用、ピンク●が留めゴム具用です。


留めゴムの穴は背表紙にくるようにしました!場所はお好みでどうぞ
- 穴あけ位置をシャーペンでガリガリ
- ハンマーでポンチを叩き、穴をあける
- (お好みで)上下にカッターで切れ込みを入れる

私の場合、音が響かないように
固めのクッションにカッターマットを置いて叩くことに。
終わった後、マットを見るとしっかり跡がついていました。

皆さんは雑誌など下敷きとしてお使いくださいね!

上下の穴から端に向かって5mmほどカッターで切れ込みを入れると、より本家に近いデザインに!
(お好みで)断面を磨く
革の端部分をトコノールで磨いて整えました。
- 端にトコノールを薄く塗る
※革の表面に液剤がつかないように注意 - スリッカーなどで磨く

本当は先に水で磨く→トコノールらしく💦
かなり適当な方法でしたが、ツヤが出たのでよかったです

ゴム紐を通す
いよいよ紐を通します。

ゴム紐を通して、結ぶだけ。
ノートがはさめるようになりました!

最後に留めゴムを通します。

しかし、ここでトラブルが。

ゴム紐が通らない……!
留めゴムは紐を2重にして通すため、2mmのポンチだと小さくて難しい状態。
そこで役に立ったのが、ラッピング袋の「アレ」!

ラッピング袋などについているワイヤー(ビニタイ)を、ゴムに引っ掛けて引っ張ることで、無事に通せました✨

完成!自分だけのロロマA7カバー

「失敗したかな?」と思った小さなA7ノートでしたが、ロロマレザーで可愛いミニ手帳に仕上がりました✨
切って、穴を開けるだけ。
レザークラフト初心者ですが、
2時間以内で完成できましたよ!
自分で作ると、好きな色やサイズにできるのが嬉しいポイント。
「自分にぴったりなものが見つからない」という時は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

